雨の日の文化の違い
M.M
今年も梅雨の季節がやってきました。
2025年の梅雨は「陽性型」と呼ばれ、晴れ間が多い日もある一方で、突然の強い雨が降るなど、なかなか気まぐれな空模様が続いています。
そんな不安定な天候の中でも、我が家のサッカー少年たちは雨など全く気にする様子もなく活動を続けています。
最初のころは、中止連絡を待ちながら外とスマートフォンを何度も確認していました。
ところが、サッカーやラグビー、陸上競技などの屋外スポーツは、「雷」や「警報」が出ない限り、基本的に実施するのが通例だそうです。
もちろん、選手の年齢やグラウンドのコンディション、安全面なども考慮され、最終的には各協会のガイドラインに沿って主催者が判断しているとのこと。
臨機応変な対応ができるのも、こうした明確な基準が事前に整備されているからこそですね。
スポーツの現場でも、リスクマネジメントの大切さを実感しました。
そして、その影響なのかどうかは不明ですが、普段でも傘を差さない我が家の男性陣。
息子たちは、持たせた傘を差すことなく「そんなに降ってなかったから」と髪を滴らせて帰宅し、夫は「イギリスでは傘なんてささないらしいよ」と文化的背景(?)を持ち出して、平然と出かけていきます。
呆れながらも調べてみたところ、アメリカやカナダ、欧州では若者を中心に傘を差さない人が多いとか。
乾燥した気候で雨がすぐ止むこともあり、濡れることへの抵抗が少ないのかもしれません。
確かに、フード付きのコート一枚で、さっそうと歩いている人たちの姿が思い浮かびます。
「行動規範」は、環境や文化によって本当に多様なんだなと、改めて感じました。
しかし、そんな彼らも、活動場所までは「濡れるから車で送って」と矛盾したお願いをしてきます。
私は思わずツッコミを入れながら、自分用の傘とタオルを車に積んでいつもの道をドライブするのでした。

